カーペットの種類と施工方法
- 内装工事
カーペットの種類を大きく分けると、毛先をカットして切り揃えた
①カットパイルと、タオルのようにループ状にした②ループパイルがあります。
①カットパイルはふわっとやわらかい肌ざわり。
弾力性・耐久性はループにやや劣るので歩行量の少ない寝室などに向いています。
②ループパイルはサラッとした肌ざわり。
弾力があって復元性に優れています。廊下や階段、リビングなどにおすすめです。
カーペットの固定は、糊などで貼り付けるのではなく、
グリッパーという剣山のようなものに引っ掛けて固定をしてます!
部屋の周りに一周グルっと回ってるのがグリッパーと呼ばれるものです。
グリッパーの内側にはフェルトと呼ばれる、弾力性と防音性を備える下地が入っています♪
グリッパーやフェルトは大きな損傷やへたりがなければ再利用することができます💡
ここからは、色々な道具が登場します🔨🔧
まずは『キッカー』
先端に針山がついたこの道具を使って、針山をカーペットにひっかけていきます。
黒いゴムの部分を蹴って、カーペットのシワを伸ばしながら、
グリッパーにカーペットを引っ掛けていきます!だからキッカーって言うんですね。
続いて、『カーペットトリマー』
余分なカーペットを、壁の角にトリマーという特殊なカッターを当てて切り落としていきます。
すこしカーペットが余るようにカットして、グリッパーと壁の間には5mm程度のすきまがあり、そちらに押し込んでいきます。
「ジョイント」について
カーペットは一般的に3.64m幅で生産されていますので、
お部屋が6畳以上の場合はジョイントが必要になる場合があります!
カットパイルは継ぎ目が目立ちやすいので、慎重な作業が必要です!
ジョイントの方法は、蝋を利用したシーミングテープと呼ばれるものを
アイロンで溶かしながら丁寧につなぎ合わせていきます。
カーペットのジョイントは、住んでいく中で少しずつ目立ちにくくなっていきますが、
裏にテープが入っていますのでよく見ると少し盛り上がりができてしまいます。
ジョイント部分はほつれの原因にもなりますので、なるべく歩かないところや
家具を置いて見えなくなるところを選ぶなど、ジョイント箇所の工夫が必要です!
予め、丁寧に打ち合わせをしてからの施工をおススメ致します(^^)/