今日は漏水の緊急対応の事例をご紹介いたします。
最近は漏水の案件がとても多いような気がします・・・

築４０年のマンションでトイレの天井より水が漏れているとの連絡を受け現場に急行いたしました。

水漏れしている上のお部屋の水道メーターを確認しましたが、パイロットは回っていなかった為、給水管や給湯管ではないかと推測しましたが、バルブを開けた際にパイロットが少し回ったので微量に給水管か給湯管から漏水しているとわかりました。

パイロットとはこちらの事です↓


漏水がある真上の部分は脱衣場にあたりましたので、まずは脱衣場の床の開口を行いました。

床を開口するとコンクリートスラブの上に配管が通っておりましたが全く濡れていませんでした。
開口部から内視鏡を使い確認すると洗面台の下辺りに水濡れの形跡が見られましたので、次は洗面台を外して洗面台下の開口を行って行きます。

開口したら洗面台の下の給湯管の立ち上がりの部分から漏水しているのを発見しました。

今回は補修だけでしたので、一部抜管して樹脂管へ交換していきます。

↓原因は銅管からのピンホール。肉眼ではほとんどわからない程の穴が空いておりました。

補修後は洗面台と床の開口部を復旧して完了です。
 
今回は比較的早期に原因究明ができたので、被害もそこまで大きくなくて良かったですが、一部費用は加害者の方の負担になりました。

築30年に以上経つと銅管からのトラブルが一気に増加します。
事前の対策は何かないか？っとよく聞かれますが、最近はライニングという配管内をコーティングする延命方法も開発されているようです。
ただ、あくまでも延命ですので根本的に解決するのであれば樹脂管へ交換する事をおすすめします。



水廻りのトラブルや心配事などがある方、是非一度弊社のマンション管理のプロへお任せください！
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