露出配管は避けたい方へ|直床マンションでも壁の中を通して配管更新できる理由とは?
- 配管更新
今回ご紹介するのは、コンクリート直床(床組なし)構造のマンションで行った専有部の配管更新工事 です。
このような構造のマンションでは、給水・給湯・追い焚き配管がコンクリートの床内部に埋設されていることが多く、
劣化が進むと漏水リスクが高まります。
しかし床下に新しい配管を通せないため、どのルートで更新するかが大きなポイントになります。
今回はお客様から、
「露出配管(モール仕上げ)はできるだけ避けたい」
というご要望をいただいていたため、壁の中を通す“壁中配管ルート”を採用 しました。
■ パイプシャフトから壁内へ配管を引き込む工法
まずパイプシャフト(PS)側から必要な3本の管
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・給水管
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・給湯管
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・追い焚き管
を宅内へ引き込むため、慎重に穴を開けて配管を通しました。
その後、壁を大きく開口し、壁内スペースを利用して新しい配管をパイプスペースへと導きます。
直床のため床下ルートが使用できない分、壁の構造を正確に把握しながら、最短で安全な経路を確保していく必要があります。


■ 各設備への配管つなぎ直し
パイプスペースからは、床組みのある洗面所側へ配管を伸ばし、それぞれの設備に接続しました。
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・洗面台:給水管・給湯管を新設ルートで接続
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・浴室:給水管・給湯管・追い焚き管を更新
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・洗濯水栓:給水管をつなぎ直し
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・トイレ:パイプスペース内で給水管を分岐して接続
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・キッチン:壁内で給水・給湯を分岐して接続
工事後は、開口した壁を丁寧に復旧し、クロスも貼り替えて見た目もスッキリきれいな仕上がり になりました。

■ マンションの配管更新には複数の方法があります
マンションの構造やお客様のご要望によって、配管の通し方は大きく変わります。
一般的には以下の5パターンを組み合わせて施工します。
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・露出配管(モール)
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・床下配管
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・天井配管
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・さや管ヘッダー工法
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・壁中配管
今回のように直床で床下が使えない場合でも、
5つの工法を状況に合わせて組み合わせれば、ほとんどのマンションで安全な配管更新が可能 です。
お住まいの状況やご要望に合わせて、最適なルートでの配管更新をご提案いたします。
水の濁りや水圧低下など、小さな症状でも配管劣化が始まっている場合があります。
気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。




