【施工業者の本音】マンション配管交換工事のリアルを解説
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【施工業者が解説】床を壊さない配管交換工事ってどうやるの?
「配管交換=床をすべて壊すもの」
このように思われている方は多いのではないでしょうか。
しかし実際には、床を壊さずに行う配管交換工事も存在します。
今回は、現場でよくご相談いただく内容として、施工業者の視点からリアルに解説いたします。
■ 結論:床を壊さない方法はある(ただし条件あり)
結論からお伝えすると、
👉 施工は可能。ただし条件付きの工事になります。
すべてのマンションで対応できるわけではなく、建物の構造や状況によって可否が分かれます。
■ 主流は「天井配管ルート」
床を壊さない場合、どのように施工するのかというと、
👉 天井や壁の中に新しい配管を通す方法が一般的です。
これが現場で最も現実的かつ採用されることの多い方法です。

■ 工事の流れ(床を壊さない場合)
① 天井を一部解体
まずは配管スペースを確保するために、リビングや廊下の天井・壁を一部開口します。
- ■点検口の拡張
- ■石膏ボードの取り外し
この工程で、新しい配管の通り道を確保します。
② 新しい配管を天井や壁内に設置
- ■給水・給湯:樹脂管で新設
- ■既存配管:基本的にはそのまま残置
ここで重要なのは、
👉 できるだけ直線的で無理のないルートを確保すること
無理な配管は将来的なトラブルの原因になります。

③ 各設備へ接続
キッチン・洗面・浴室などへ、
- ■上部から立ち下げて接続
- ■壁内を通して見えないように施工
見た目に影響が出ないよう、丁寧に納めていきます。
④ 天井の復旧
最後に天井を復旧して工事完了です。
- ■クロスの貼替え
- ■点検口の設置
👉 将来のメンテナンスを考えた仕上げが重要なポイントです。
■ メリット(現場目線)
床を壊さない工事には、大きなメリットがあります。
- 解体範囲が小さい
→ 生活への影響を最小限に抑えられる - 工期が短い
→ 床解体がない分、スムーズに進行 - コストを抑えられる場合もある
→ 内装復旧の範囲が少ない
■ ただしデメリットもあります
業者として正直にお伝えすると、重要な注意点もあります。
● 排水は対応が難しい(重要)
排水は重力で流れるため、
👉 適切な勾配が取れないと施工できません
そのため、
- ■天井・壁ルートでは対応不可のケースあり
- ■排水のみ既存のまま残すケースも多い
● 天井高さが下がる可能性
配管スペース確保のため、
👉 数cm〜十数cmほど天井が下がる場合があります
● 見えない制約が多い
- ■梁(はり)との干渉
- ■既存設備との取り合い
- ■共用部との関係
👉 現場ごとの判断が非常に重要になります。
■ 実際によくある施工パターン
現場で多いのは、以下の組み合わせです。
👉 給水・給湯のみ天井・壁で新設
👉 排水は既存のまま使用
この方法が、コスト・施工性ともにバランスの良いケースが多いです。
■ 業者としての本音
正直に申し上げると、
👉 「まったく壊さない工事」は難しい場合が多いです。
しかし、
- 解体範囲を最小限に抑える
- 生活への影響を減らす
といった工事は十分に実現可能です。
■ まとめ
床を壊さない配管交換は、
- ■天井や壁ルートで施工するのが基本
- ■給水・給湯は比較的対応しやすい
- ■排水は条件によって難しい
これが現場のリアルな判断基準です。
■ 最後に(ご検討中の方へ)
もし配管交換をご検討中であれば、
👉 施工の可否は現地調査でしか判断できません
図面だけでは分からない条件が多く、実際の状況確認が非常に重要です。
マンションリフォームの施工実績が豊富な当社へ、
ぜひお気軽にご相談ください。





