共用給水管からの漏水で全戸断水!?放置できないマンションの配管老朽化
- 漏水関連
「天井や廊下がなんだか湿っている…」「どこからか水の音が聞こえる…」
そんな経験、ありませんか?
築年数が経ったマンションでは、見えない部分での漏水トラブルが少しずつ増えてきます。
今回は、愛知県内の築32年のマンションで発生した漏水対応の様子をご紹介します。
■原因はパイプシャフト内の共用給水管!
今回の現場では、9階から1階まで続くパイプシャフト内が水で濡れており、1階エントランスの床までベタベタの状態でした。
ただし、幸いなことに各住戸内への被害はまだ出ていませんでした。


水道メーターの動きから専有部(各戸)の給水・給湯管ではないことが分かり、配管図をもとに調査した結果、
10階と9階の間にある共用給水管からの漏水が原因であることが判明しました。
しかし、この部分の修繕には宅内側からの作業が必要で、後日入居者様との日程を調整して工事を行うことになりました。


■止められない共用管の現実
「応急的に水を止められませんか?」というご質問も多いのですが、共用給水管のバルブは貯水タンク下にしかなかったため、
止めてしまうと全世帯の水道が使えなくなるため、補修工事までは漏れ続けるほかありませんでした。
工事の際には、全戸への断水案内や日程調整など、マンション全体での対応が必要になり大変な状況になります。
■築30年を超えたら「配管リフォーム」を検討する時期
今回のように、パイプシャフト(PS)内での漏水で済めば大事には至りませんが、
放置すれば室内への浸水や構造体への影響につながることもあります。
築30年を過ぎたマンションでは、給水・排水管の劣化が進みやすく、定期点検や更新リフォームを検討する時期です。
名古屋市・春日井市・一宮市などでも、同様の築年数のマンションで配管リフォームのご相談が増えています。
■まとめ:早めの点検が安心の第一歩
マンションの配管は、普段は見えない場所にあります。
だからこそ、「気づいたときには大掛かりな工事に…」というケースも少なくありません。
築年数が30年を超えたら、まずは専門業者による点検や無料相談をおすすめします。
愛岐設備工業では、共用部分・専有部分を問わず、マンション配管の点検・更新リフォームを多数手掛けています。
「うちのマンションもそろそろかも…?」と感じたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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