築年数が経ったマンション、水回りのトラブルは大丈夫ですか?
- 篠田さん
- 漏水関連
築年数が経ったマンション、水回りのトラブルは大丈夫ですか?
マンションに長年住んでいると、「最近、水道の調子が悪い」「お風呂の排水が流れにくい」
「キッチンの蛇口からポタポタ水が漏れる」といったトラブルが増えてきませんか?
実は、これらの問題は築年数とともに劣化する配管や設備が原因であることが多いのです。
今回は、名古屋市西区のマンションで実際に発生した漏水トラブルの事例を交えながら、
マンションリフォームの重要性と、どのように対策できるのかをご紹介します。
名古屋市西区で発生した漏水トラブル
先日、管理会社様の依頼で、名古屋市西区にあるマンションの漏水対応を行いました。
依頼内容は「1階の駐車場の天井から水が漏れている」というものでした。
調査を進めると、天井のボードを開口したところ、上階から伝わる水漏れを確認。
さらに、2階・3階のパイプシャフト内を調査した結果、3階で天井が濡れていることが判明しました。
そして、4階・5階には水漏れの痕跡がなかったため、4階の室内を重点的に調査することになりました。
洗濯機や浴室、キッチンをカメラで調査したところ、キッチンの床が濡れていることを発見。
開口して詳しく調べた結果、
写真の右側のピンク色の配管は施主様が以前キッチンのリフォームをしたときに取替してる新しい配管、
左側がマンション竣工当時からの給湯管(銅管)で、そちらの配管から穴が開いて水が漏れ続けていました。
このように、わずか1m程度の小さな穴でも、1階の駐車場まで被害が及ぶほどの大きな問題に発展してしまうのです。
なぜマンションの配管は劣化するのか?
築年数が経過したマンションでは、以下のような理由で配管が劣化しやすくなります。
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経年劣化:給湯管や排水管は長年の使用で劣化し、穴が開いたり詰まりやすくなります。
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リフォーム時の影響:過去に部分的なリフォームが行われていた場合、新しい配管と古い配管の接続部分で問題が発生することがあります。
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配管の種類:昔のマンションでは主に銅管が使用されており、長期間使用すると穴が開いて漏水するケースがあります。
漏水トラブルを防ぐためのリフォームとは?
マンションの水回りを快適に保つためには、以下のようなリフォームが効果的です。
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配管の交換:特に築20年以上のマンションでは、給湯管や排水管を新しい素材(樹脂管など)に交換することで、漏水リスクを大幅に減らせます。
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水回り設備の更新:キッチンや浴室、トイレなどの設備を最新のものに交換することで、水の流れがスムーズになり、詰まりや水漏れを防ぐことができます。
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定期点検の実施:リフォームをしなくても、定期的な配管点検を行うことで、劣化の早期発見・対策が可能になります。
リフォームで快適なマンション生活を
今回の漏水トラブルのように、築年数の経過とともにマンションの配管は劣化し、思わぬトラブルにつながることがあります。
マンションにお住まいの方に知って頂きたい所としては、漏水があっても今回の様に真上の部屋とは限らない事。
リフォームは上の写真のように古い配管へ新しい配管に繋ぎ直す事しかできないので、古い配管からの漏水は起きてしまう事。
そして何よりも今回の漏水事故のように、給湯管からの漏水は専有部分になるので、
漏水の加害者は区分所有者の方になってしまう事です!
しかし、適切なリフォームを行うことで、安心して快適に暮らせる住まいを維持できます。
当社ではこのような漏水事故を未然に防ぐため、様々なマンションで説明会を行っています。
「うちのマンションの配管、大丈夫かな?」と少しでも不安を感じた方は、ぜひ一度専門家に相談してみてください。
当社では、名古屋市や愛知県内のマンションを対象に無料相談や現地調査を行っております。
気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください!
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